歌舞伎チケット不正転売で46歳女性を書類送検、66枚転売で約41万円の利益か
歌舞伎の公演チケットを不正転売したとして、警視庁杉並署は13日、東京都新宿区に住む会社員の女性(46歳)をチケット不正転売禁止法違反の容疑で東京地検に書類送検しました。この事件は、人気公演のチケットを巡る不正転売問題が再び表面化したケースとして注目を集めています。
転売サイトで2枚を出品、計5万9000円で販売した疑い
警視庁の発表によると、容疑者は昨年1月10日から5月2日にかけて、歌舞伎のチケット2枚(販売価格計3万8000円)を転売サイトに出品し、都内の女性ら2人に計5万9000円で転売したとされています。任意の調べに対して、女性は「好きな歌舞伎のチケットを購入するため、たくさん買って転売した」と容疑を認めているとのことです。
2023年以降、66枚を不正転売して約41万円の利益を得た可能性
さらに、警視庁杉並署の調査では、この女性が2023年以降、歌舞伎のチケット合計66枚を不正に転売し、約41万円の利益を得たとみられています。この規模の不正転売は、チケット市場における悪質な行為として、法執行機関が厳しく対処する姿勢を示す事例となりました。
チケット不正転売禁止法は、転売目的でのチケット購入や高額転売を規制する法律で、違反した場合には罰則が科せられます。今回の事件は、同法が施行された後も、依然として不正転売が続いている実態を浮き彫りにしています。
歌舞伎は日本の伝統芸能として高い人気を誇り、特に人気公演のチケットは入手困難な場合が少なくありません。そのため、転売市場で高値で取引されるケースが後を絶たず、今回のような不正転売事件が発生する背景となっています。
警視庁は、今後もチケット不正転売の取り締まりを強化し、公正なチケット流通の確保に努めるとしています。また、関係機関は、ファンが適正価格でチケットを購入できる環境整備の重要性を改めて強調しています。