京都文化博物館で、平安時代の貴族の食卓を再現した特別展「雅なる宴―平安貴族の食文化」が開かれている。同展は、文献や発掘調査の成果をもとに、当時の料理や食器、食事の作法を紹介する内容だ。
再現された料理の数々
会場には、貴族が実際に食べていたとされる料理が模型で展示されている。例えば、「鯛の塩焼き」や「あわびの煮物」など、現代の日本料理にも通じるメニューが並ぶ。また、当時の調理法や食材も解説されており、来場者は平安時代の食文化を深く理解できる。
食器にも注目
展示では、漆器や陶器など、貴族が使用したとされる食器も多数展示。特に、「高坏」と呼ばれる脚付きの器や、「瓶子」と呼ばれる酒器は、当時の優れた工芸技術を伝えている。
学術的価値も高い
同展の監修を務める京都大学の教授は、「この展示は、平安時代の食文化を学術的に検証した初めての試み。当時の社会や経済、さらには国際交流の一端も垣間見える」と話す。特に、中国や朝鮮半島からの影響を受けた調味料や食材の存在が明らかになり、国際的な視点からも注目される。
- 開催期間:2026年6月1日~8月31日
- 開館時間:午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
- 休館日:月曜日(祝日の場合は開館)
会場では、実際に当時の料理を味わえるイベントも予定されている。詳細は博物館の公式サイトで確認できる。



