岩木山神社、国重文5棟を大規模改修 創建1250年に合わせ総事業費29億円
岩木山神社、国重文5棟を大規模改修 総事業費29億円

青森県弘前市の岩木山神社は、2030年に迎える創建1250年に合わせて、拝殿や楼門など五つの国指定重要文化財の保存修理工事に着手する。総事業費は29億円で過去最大規模の工事となることから、県内外から寄付を募っている。

創建1250年に向けた大規模修繕

780年に創建された同神社は「お岩木さま」「お山」と呼ばれ、古くから津軽地方の人々の信仰を集めてきた。修理の対象となる拝殿、楼門、奥門、中門、瑞垣は、1600年代に弘前藩の初代藩主・津軽為信から、信枚、信義、信政と4代にわたって造営されたものだ。

同神社によると、112年前の1914年に大がかりな工事が行われたほか、約50年前にも境内の一部を修理した記録があるという。今回の修理では、老朽化による塗装の剥がれを修復するほか、屋根のふき替えや耐震化に取り組む。

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工事のスケジュールと参拝への影響

現在は、修理に向け工事車両を通す道路の整備などが進められている。今年9月の秋の例大祭「お山参詣」後に作業を本格化し、終了は8年目の2033年の予定だ。一部で立ち入りができなくなるが、参拝や祈祷に支障はないという。

資金調達と協力の呼びかけ

総事業費のうち、国などの補助金を除いた同神社の負担分は約5億円に上る。広く寄付を募るため、22日には奉賛会を設置したほか、4月から御朱印などを値上げした。「今までにない大規模な改修工事。広く皆さんにお願いしたい」と宮司の中山彰さん(70)は協力を呼びかけている。奉賛会の会費は、年額1口5000円から。問い合わせは同神社(0172-83-2135)へ。

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