大和ミュージアムがリニューアル、展示約2100点に拡充
大和ミュージアムがリニューアル、展示約2100点

大和ミュージアム、大規模改修を経てリニューアルオープン

広島県呉市の大和ミュージアム(市海事歴史科学館)が、2005年の開館以来初となる大規模改修工事を完了し、4月23日にリニューアルオープンしました。展示品は従来より約300点増の約2100点に充実。最新の研究成果を反映したデジタル化も進められ、連日多くの来館者で賑わっています。

シンボル展示の戦艦大和模型もリニューアル

ミュージアムのシンボルである実物の10分の1サイズの戦艦「大和」精密模型(全長26.3メートル)は、艦首の菊の紋章が直径15センチから10センチに変更されました。これは2016年に呉市が鹿児島沖で行った潜水調査で、実物の直径が1メートルだったことが判明したためです。

デジタル化で展示資料をより身近に

多くの展示資料がデジタル化され、1945年4月に沖縄特攻に向かった大和を旗艦とする旧海軍第2艦隊の乗組員名簿は、専用端末で「50音」や「出身地」などから検索可能に。大和の設計図面も拡大表示され、細部まで観察できます。

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ユニバーサルデザインの導入

館内は誰もが快適に利用できるユニバーサルデザインを採用。精密模型や零式艦上戦闘機の展示前には、目の不自由な人が手で形状を確認できる「触知模型」を設置しました。

技術力を伝える新展示

3階部分は展示品を大幅に入れ替え、航空機搭載のエンジンやプロペラなどの実物資料を多数展示。呉の高い技術力を体感できます。

館長の思い

戸高一成館長は「開館以降の新資料や研究成果を反映できた。戦争を知らない若い世代に歴史を伝え、展示を超えた知識を得てほしい」と語ります。

来館者の声

「戦艦大和会」事務局次長の安部葵さんは「リニューアル後は学びが多く、乗組員の遺書が大型画面で表示され理解しやすくなった。航空機のエンジンなど見応えある資料が満載」と喜びます。

開館情報

開館時間は午前9時~午後6時(入館は午後5時半まで)。休館日は毎週火曜(祝日の場合は翌日)。入館料は一般1000円、高校生300円、小中学生200円。問い合わせは大和ミュージアム(0823-25-3017)。

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