佐賀県歌人協会の第52回総会短歌会(読売新聞西部本社など後援)が30日、佐賀市のメートプラザ佐賀で開催されました。会員ら62人から123首の応募があり、入賞作品12首が発表されました。最高位の知事賞には、小城市の樋口ユキノさん(92)の作品「逝ったこと長い旅だと思い変え帰らぬ 吾子(あこ)の便り待ってる」が選ばれました。
入賞作品の選考過程
1人あたり1、2首を寄せ、会員らの互選などの評価を経て受賞作品が決定されました。樋口さんは数年前に他界した次男への変わらぬ愛情を詠んだ作品で、同協会の江副壬曳子(みえこ)会長から賞状を受け取りました。樋口さんは「今回の作品は切ない心情だが、孫が生まれた時といった楽しい気持ちも詠んでいる。いろんな短歌を作りたい」と語りました。
読売新聞西部本社賞
読売新聞西部本社賞には、佐賀市の冨山直子さん(64)の作品「義母(はは)のこす闘病中のノートには筆圧弱き感謝の言の葉」が選ばれました。十数年前に亡くなった義母が闘病中に大学ノートに周囲への感謝の気持ちをつづった日記を短歌で表現したものです。冨山さんは「受賞するとは思っていなかったのでうれしい」と喜びを語りました。
その他の主な受賞者
- 県議会議長賞:石丸久美子(伊万里市)
- 県教育長賞:鵜池順子(佐賀市)
- 佐賀市長賞:宮崎清子(唐津市)
- 県芸術文化協会賞:川下田鶴子(多久市)
今回の短歌会では、参加者から多彩な作品が寄せられ、地域の歌人たちの熱意が感じられる会となりました。



