元編集者で文芸評論家の湯川豊(ゆかわ・ゆたか)さんが5月30日午前1時32分、低酸素脳症のため東京都稲城市の病院で死去した。87歳だった。新潟市出身。葬儀は近親者で行われ、喪主は妻の有紀子(ゆきこ)さんが務めた。
経歴と功績
湯川さんは慶応大学卒業後、文芸春秋に入社。同社の文芸誌「文学界」の編集長を務め、その後取締役に就任した。編集者として、須賀敦子さんや丸谷才一さんなど多くの著名作家を担当し、文芸界に大きな足跡を残した。また、名文家としても知られ、エッセイストとしても活躍。東海大学や京都造形芸術大学(現・京都芸術大学)の教授も歴任した。
受賞歴と主な著書
2010年には著書「須賀敦子を読む」で読売文学賞を受賞。その他の主な著書に「イワナの夏」「植村直己・夢の軌跡」「丸谷才一を読む」などがある。これらの作品は、文学愛好家から高い評価を受けている。
湯川さんの死去は、文芸界にとって大きな損失であり、多くの読者や関係者がその死を悼んでいる。



