オリックス・曽谷、WBC経験を糧に今季初登板で白星を獲得
2026年4月14日、京セラドーム大阪で行われたプロ野球の試合で、オリックス・バファローズの曽谷投手が今季初登板を果たし、チームを5対1の勝利に導いた。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)への出場により調整が遅れていたが、その経験を活かした投球で、昨年7月以来となる白星を手にした。
「自分の開幕戦」と腹を決めた初登板
曽谷は試合前、「(自分の)開幕戦。悔いを残さない」と決意を語り、その言葉通りに好投を見せた。一回表、先頭打者の強烈なゴロを宗選手が好捕し、一つ目のアウトを取ると、ホッとした表情で笑みを浮かべた。この瞬間から、彼の投球は安定感を増していった。
投球内容は、150キロ前後の直球を軸に、三回までに3者連続を含む4奪三振を記録。特に四回表、四球と連打で一死満塁のピンチを招いた場面では、冷静さを発揮した。「最少失点を意識した。長打だけは打たれないように、1個アウトを狙える投球を考えた」と語り、犠牲フライによる1点のみに抑えて切り抜けた。
WBCを経て成長した投球術
昨季後半は苦しい投球が続いたが、WBCでの国際経験を経て、曽谷は一回り成長した感覚を持っているという。「試合前にデータをしっかり見て、去年とは違う野球ができた」と振り返り、この日は得意のスライダーに加え、カットボールも効果的に織り交ぜ、打者を翻弄した。
白星を挙げたのは昨年7月11日以来で、この勝利はチームにとって大きな意味を持つ。特に、大黒柱の宮城投手が左肘のけがで戦列を離れた状況下では、曽谷の活躍が不可欠だ。「そこをカバーするのは自分たちしかいない」と語り、宮城が戻るまで左のエースを務める自覚を十分に示した。
この試合は、オリックスが西武ライオンズに5対1で勝利し、チームの勢いを高める結果となった。曽谷の投球は、WBCでの経験が技術とメンタルの両面でプラスに働いた証しと言えるだろう。今後の活躍が期待される。



