選手会がピッチコム導入を要望、NPBは前向き検討 WBCで実績の機器
選手会がピッチコム導入要望、NPBは前向き検討

選手会がピッチコム導入を正式要望、NPBは前向きに検討へ

日本野球機構(NPB)と日本プロ野球選手会の事務折衝が4月20日、東京都内で行われ、選手会側がサイン伝達機器「ピッチコム」の導入を正式に要望しました。NPBからは「前向きに検討する」との回答があったと伝えられています。

WBCでの実績を背景に導入を提案

選手会の近藤健介会長(ソフトバンク)らは、3月に開催されたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でも使用されたピッチコムの導入を強く要望しました。この機器は米大リーグで2022年から使用が許可されており、投手と捕手間のサイン伝達を電子機器で行うことで、従来の手信号に代わる新たな手段として注目されています。

近藤会長は「サイン盗みの疑いもなくなる。投手、捕手、内野手の連係の部分でメリットはかなり大きい」と説明し、その効果を強調しました。さらに、シーズン途中での使用解禁も含め「選手が対応できるのであれば、すぐにでもというのは言わせてもらった」と、早期導入への意欲を明かしています。

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ピッチクロック導入は慎重な議論へ

同じくWBCで採用された投球間隔制限「ピッチクロック」の導入については、より慎重な姿勢を示しています。選手会は7月に行われる臨時大会までに、代表に入っていない選手の意見を集約する方針です。

近藤会長は「投手のけがも関係してくる。意見をまとめて判断してからになると思う」と述べ、選手の健康面への影響を考慮しながら、幅広い意見を収集する必要性を指摘しました。このため、ピッチクロックに関しては、より時間をかけた議論が行われる見通しです。

野球の近代化に向けた動きが加速

今回の要望は、野球の試合運営をより効率的かつ公正にするための技術導入を求める動きの一環です。ピッチコムはサイン盗みを防止するだけでなく、雨天や暗い条件でも確実な通信を可能にし、試合の質向上が期待されています。

NPBが前向きに検討する姿勢を示したことで、今後の協議次第では、比較的早い段階での導入実現も視野に入ってくる可能性があります。選手会とNPBの対話を通じて、日本プロ野球のさらなる進化が図られることになりそうです。

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