米政権高官がFIFAに要請、イランに代わりイタリアのW杯出場を提案
トランプ米大統領の政権高官が、2026年6月に開幕するサッカーのワールドカップ(W杯)北中米3カ国大会において、イランに代わってイタリアを出場させるよう国際サッカー連盟(FIFA)に要請したことが明らかになった。英紙フィナンシャル・タイムズが22日に報じたこのニュースは、国際スポーツ界に波紋を広げている。
イタリア出身の高官が提案、トランプ氏とFIFA会長に直接働きかけ
報道によると、イタリア出身の政権高官は「トランプ氏とFIFAのインファンティノ会長に、イタリアの出場を提案した」と述べた。この要請は、イランが米国などからの攻撃を懸念し、試合会場を米国からメキシコに変更するよう求めていたが、FIFAがこれを却下したことを受けた動きとみられる。イラン側は22日、大会への参加準備ができているとの声明を出しており、状況は緊迫している。
イランの会場変更要求とFIFAの対応、イタリアのW杯不在の背景
イランは安全保障上の理由から、W杯の試合会場を米国からメキリコに移すようFIFAに要求していたが、同連盟はこれを拒否した。これに対し、米政権高官はイタリアの出場を代替案として提示した。イタリアはW杯通算4度の優勝を誇る強豪国だが、欧州予選で敗退し、3大会連続で本大会への出場を逃している状況だ。この提案は、イタリアのサッカーファンにとって期待を呼び起こす一方、国際的な政治とスポーツの複雑な関係を浮き彫りにしている。
現在、FIFAからの公式なコメントはなく、今後の展開が注目される。イランは参加を表明しているものの、米政権の動きが大会の運営に影響を与える可能性も指摘されている。スポーツ界では、政治的要因が競技に介入することへの懸念が高まっており、この件はその典型例として議論を呼びそうだ。



