テニスの四大大会、全仏オープンは現地時間7日、パリのローラン・ギャロスで男子シングルス決勝が行われ、第2シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)が第10シードのフラビオ・コボリ(イタリア)を6-1、4-6、6-4、6-7、6-1で下し、四大大会初優勝を飾った。ドイツ勢の四大大会男子シングルス制覇は、1996年全豪オープンのボリス・ベッカー以来、実に30年ぶりの快挙となる。
激闘の末に掴んだ栄冠
29歳のズベレフは、これまで四大大会で3度の決勝進出を果たしながらも、いずれも準優勝に終わっていた。今大会が4度目の決勝の舞台。互いに2セットずつを奪い合う熱戦の末、最終第5セットに突入した。ズベレフは第1ゲームでいきなりブレイクに成功。このブレイクで試合の流れを一気に引き寄せると、その後も鋭いストロークと安定したサーブでコボリを圧倒。第5セットを6-1で奪い、悲願の初優勝を達成した。
ドイツテニス界の新たな歴史
ズベレフの優勝は、ドイツテニス界にとって大きな意味を持つ。ベッカー以来の男子シングルス四大大会制覇は、次世代の選手たちに大きな刺激を与えるだろう。また、優勝賞金として280万ユーロ(約5億2000万円)を獲得した。
試合後、ズベレフは「ここまで支えてくれた家族やチームに感謝したい。長い道のりだったが、ついに夢がかなった」と涙ながらに語った。一方、敗れたコボリも「彼のプレーは素晴らしかった。今日は自分ができる最高のプレーをしたが、彼が上だった」と相手を称えた。
全仏オープンは、クレーコートの名門大会として知られ、ズベレフの力強いプレースタイルが存分に発揮された大会となった。今後の活躍にも大きな期待が寄せられる。



