カーリング女子日本、米国に敗れ痛い3敗目 司令塔の精度が勝敗を分ける
2026年2月14日、ミラノ・コルティナ冬季オリンピックのカーリング競技で、女子日本代表が米国に4対7で敗れ、1次リーグ戦で1勝3敗の苦しい戦績となった。この試合は、勝敗を左右する司令塔であるスキップのショット精度が大きく影響し、日本チームにとって痛い敗戦となった。
勝負を分けた第8エンドの致命的な3点
試合は3対4と日本が1点リードした状態で、後攻の日本が迎えた第8エンド。複数得点を狙う絶好の機会だったが、スキップ吉村紗也香の最終投は五輪マークの描かれた円心をそのまま通り過ぎてしまった。逆に米国がハウス内へ石を集め、一気に3点を奪われた。このエンドが試合の流れを決定づける致命的な瞬間となった。
相手の米国は、最終予選でわずか2枚しかない五輪切符を分け合った強豪チーム。力が拮抗するだけに、日本にとっては絶対に落とせない一戦だった。中盤までは安定した試合運びを見せ、チーム状態は上向きだったが、ここで大きく流れを掴まれてしまった。
スキップのショット成功率に大きな差
この試合で特に目立ったのは、スキップのショット成功率の差だ。米国のスキップは驚異的な96%の成功率を記録したのに対し、吉村は69%に留まった。司令塔としての精度が大きく見劣りし、それが勝敗に直結する結果となった。
第9エンドで日本は1点を返す反撃を見せたものの、それ以上の得点はできず、相手の勝利を認めることになった。吉村は試合後、「大事な局面で決めきれず、相手に流れがいってしまった」と悔しさをにじませた。
1勝3敗の苦しい戦績、残り5試合で巻き返しへ
この日の朝には強豪スイスから初白星を挙げたばかりだった日本チームだが、その勢いを保つことができなかった。1次リーグは現在1勝3敗と苦しい状況に立たされている。
今大会は混戦模様とはいえ、過去の五輪の例を踏まえると、5勝4敗が突破に向けた最低ラインになると見られている。残り5試合を控える日本は、早くも苦境に立たされた形だ。
今後はメダル候補のカナダや韓国との対戦が控えており、さらに厳しい戦いが予想される。それでも吉村は、「みんなでショットをつないでいけば、必ず結果はついてくる」とチームを鼓舞。自らに言い聞かせるように語り、巻き返しへの意欲を見せた。
ミラノ・コルティナ冬季オリンピックは2026年2月6日から22日まで開催されており、カーリング女子日本代表の今後の戦いが注目される。