ミラノ・コルティナ五輪 フィギュア男子で波乱の展開、マリニンが大失速
ミラノ・コルティナオリンピックは13日、各地で競技が行われ、フィギュアスケート男子フリーでは予想外の結果が生まれた。ショートプログラム(SP)で首位に立っていた米国のイリア・マリニンが、フリーで深刻なミスを連発し、順位を8位まで落として金メダルを逃した。一方、日本勢は鍵山優真が銀メダル、佐藤駿が銅メダルを獲得し、この種目で5大会連続のメダル獲得を達成した。
マリニンの衝撃的な失速、緊張と重圧が原因か
マリニンは、6種類7本の4回転ジャンプを計画していたが、冒頭のフリップジャンプを成功させた後、クワッドアクセル(4回転半ジャンプ)でわずか1回転しか回れないミスを犯した。この失敗が響き、その後2度の転倒もあり、フリーの順位は驚きの15位に終わった。試合後、マリニンは「緊張と重圧で押しつぶされそうになった」と心境を明かし、「何が起きたかを確認し、これからどうしていくべきかを考えるしかない」と語った。世界選手権2連覇などで「4回転の神」と称えられてきた21歳の新星は、五輪の舞台で残酷な現実に直面した形だ。
日本勢の健闘、鍵山と佐藤がメダルを獲得
日本代表の鍵山優真は、SPで2位につけていたが、フリーでは176.99点にとどまり、合計280.06点で銀メダルを獲得した。これは彼にとって2大会連続の銀メダルとなる。佐藤駿は、フリーで186.20点をマークし、合計274.90点で銅メダルを手にした。SP5位のミハイル・シャイドロフ(カザフスタン)が198.64点で逆転優勝を果たし、合計291.58点で金メダルを獲得した。日本勢は、この種目で3大会連続で2人が表彰台に上がる快挙を成し遂げた。
他の選手では、SP首位から失速したマリニンが8位、三浦佳生(日本)が13位に終わった。今回の結果は、フィギュアスケート界に新たな波乱をもたらし、今後の競技展開に注目が集まっている。