岐阜県立岐阜商業高校男子バレーボール部の2年生、杉浦爽太さん(17)が、18歳以下のビーチバレーボール日本代表に選出され、アジア選手権に出場することが決まりました。同校はバレーボールの全国大会常連校であり、杉浦さんは部の主力として活躍する逸材です。素足になっても超一流のプレーを見せる杉浦さんは、「憧れていた世界の舞台。とても楽しみ」と初の代表選出に意気込みを語っています。
大会は5月6日から10日まで、ウズベキスタンのタシケントで開催されます。日本代表には男女それぞれ4人ずつが選ばれ、杉浦さんは鹿児島県の鹿屋高校3年、柏木陸歩さん(17)とペアを組むことになりました。
バレーボールを始めたきっかけとビーチバレーとの出会い
杉浦さんがバレーボールを始めたのは小学1年生の時。2歳年上の姉の影響でした。各務原市を拠点に活動するクラブチーム「フレンズ」で腕を磨き、中学時代には2人制や4人制のビーチバレーで全国制覇を達成しました。砂の上でボールを追うビーチバレーは、1人のカバーする範囲が広く、風向きによってボールの動きが変わるため、杉浦さんにとっては「全く違う競技」だと言います。
持ち味はレシーブ 瞬時の判断力が武器
杉浦さんが自信を持つのはレシーブ技術です。強い球にも、タイミングをずらした緩い球にも対応できる能力を持っています。ブロックに入った味方と相手の位置関係や相手の動きを瞬時に見極め、ポジションを調整します。個人の守備範囲が広いビーチバレーでは、この能力が大きな武器となります。杉浦さんは「どんなボールでもレシーブできる選手」になることを目標に掲げています。
身長は180センチと、バレーボール選手としては小柄ですが、それをデメリットとは感じていません。むしろ低い位置でレシーブできることを強みとし、「落ちる寸前まで触らないことで、味方が体勢を整えるための時間をつくる」と説明します。この一瞬の余裕が、次の良い攻撃につながるといいます。
インドアバレーでも活躍 海外経験でさらなる成長へ
県岐阜商では1年生から主力として試合に出場し、今年1月には「春高バレー」のコートも経験しました。ビーチバレーで磨いた視野の広さやコミュニケーション能力は、インドアバレーでも生きていると実感しています。県岐阜商の辻裕作監督は「海外で戦うのは精神的にもタフさが必要。成長して帰ってきてほしい」と期待を寄せています。
初めての海外遠征に「ちょっと不安もある」としながらも、「上位5カ国は世界大会に進める。絶対に勝ち進みたい」と先を見据えています。



