エアコン修理トラブル急増、高額請求で直らず国民生活センターが注意喚起
エアコン修理トラブル急増、高額請求で直らず注意喚起

エアコンの修理をめぐり、業者とのトラブルが増加している。ネット上で「地域最安値」「即日対応」などと宣伝する業者に依頼したものの、「高額な修理代を請求された上、直っていなかった」といった相談が相次いで寄せられており、国民生活センターが注意を呼びかけている。

全国の消費生活センターなどには2025年度中にエアコンの修理に関する相談が1251件寄せられ、2021年度と比べて800件増加した。月別では6月から9月にかけての相談が多く、夏場にトラブルが集中する傾向にある。

相談事例:低価格広告に注意

ある相談事例では、40代の女性がエアコンの水漏れを修理するため、インターネットで検索し「即日対応。地域最安値。期間限定1500円から」と宣伝する業者に依頼した。作業員は故障原因や作業内容を説明せず、見積もりも提示しないまま作業を開始し、最終的に約7万円を請求。しかし、エアコンは直っていなかった。

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別の事例では、50代の女性がネットで見つけた業者に依頼。作業員は冷媒ガスを充填し、「ガスが安定する1時間半後に電源を入れてみて」と言い残して帰った。代金は約5万円だった。指示通り電源を入れたが冷えず、電話で問い合わせると「電源を差し直してみて」と言われたが改善せず、翌日以降は電話がつながらなくなった。

さらに、業者が作業しても直らず、「新しいエアコンを25万円で購入すれば、本日の作業費用約4万円は無料にする」と提案された事例も報告されている。

注意すべきポイント

国民生活センターは以下の点を注意事項として挙げている。

  • 夏前に試運転を実施:暑い季節を迎える前にエアコンの試運転を行い、故障の有無を確認しておく。夏場はメーカーの修理対応が繁忙期となり、すぐに対応してもらえないことがある。ネット広告で「即日対応」を謳う業者に依頼するとトラブルになるケースが多い。
  • 低価格広告を鵜呑みにしない:まずは見積もりを取得し、修理費用を確認する。広告の表示額と実際の請求額が大きく異なる場合がある。
  • 修理完了を確認する:冷房の場合、冷媒ガスを充填して稼働させた後、5~10分経過すれば冷風が出る。業者と一緒に動作確認を行う。難しい場合は、修理業者名、担当者名、連絡先を必ず確認し、作業報告書や領収書の発行を依頼して記録を残す。
  • 納得できない場合は支払いを拒否:請求額や作業内容に納得できない場合、その場で支払わずに説明を求める。見積もり目的で来訪した業者に勧誘され契約した場合、広告表示額と実際の請求額が大きく異なる場合はクーリングオフが適用できる可能性がある。
  • 信頼できる業者を事前に確保:急な故障に備え、日頃から情報を収集し、信頼できる修理業者を探しておく。

トラブルが生じた場合は、消費者ホットライン(電話番号188)に相談するよう呼びかけている。

室外機周辺の火災リスクにも注意

エアコン事故の約6割は本体以外に原因があるとされ、室外機周辺の整理整頓や火の取り扱いにも注意が必要だ。例えば、室外機の周りに水入りペットボトルを置くと、レンズ効果で火災を引き起こす可能性がある。

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