群馬県立高校でTUOMO学習が単位認定へ デジタル技術教育の新たな一歩
群馬県教育委員会は4月9日、デジタル技術の教育施設「TUOMO(ツーモ) Gunma」(高崎市)での学習を、県立高校など24校において今年度から単位として認定すると発表しました。この取り組みは、生徒の学習意欲向上と進路形成を支援することを目的としています。
対象校と認定の仕組み
対象となる24校は、県立高校59校のうち、国のDXハイスクールに採択されている学校、またはTUOMOと同じ高崎市にある県立高校と県立中央中等教育学校です。各校は「情報I」や「工業情報数理」などの対応科目を定め、履修者がTUOMOで30時間以上学んだ場合に、単位を上乗せする形で認定します。
国の学習指導要領では、高校の1単位が1750分を基準としていることを踏まえ、この枠組みが適用されます。TUOMOでは、プログラミングやアニメーションなど8分野のプログラムが提供されていますが、学習内容は問わず、幅広いデジタル技術の習得が可能です。
校外学習の成果を評価
学校教育法施行規則では、実用英語技能検定(英検)などの民間検定合格やボランティア活動を単位認定できると定められています。今回の取り組みは、この枠組みを活用し、校外での学習成果を広く評価するものです。卒業の必須条件にはなりませんが、学校側の調査書作成や生徒のエントリーシート記入において、有益なアピール材料として活用されることが期待されています。
県知事の意欲と利用状況
山本知事は9日の定例記者会見で、「生徒の学習意欲向上、進路形成につながる」と述べ、対象校の拡大にも意欲を示しました。TUOMOは12歳以上の主に中高生が利用でき、4月1日現在の登録者は約770人で、このうち約290人が高校生です。この数字は、デジタル教育への関心の高さを反映しています。
群馬県では、デジタル技術教育の強化を進めており、TUOMOを活用した単位認定は、その一環として位置づけられています。今後も、生徒の多様な学びを支援する取り組みが拡大することが予想されます。



