メタバースで不登校児童を支援、京都・綾部市が9月に教育支援センター開設
メタバースで不登校児童支援、綾部市が9月開設

京都府綾部市は、インターネット上の仮想空間(メタバース)を活用し、不登校の児童生徒の学習や交流を支援する「共同利用型メタバース教育支援センター」を9月に開設すると発表した。学校や対面型の施設に行くことに抵抗を感じる子どもたちへの新たな支援策として注目されている。

メタバース教育支援センターの概要

このセンターは、関西を中心に進学塾を展開する「成基」(京都市中京区)が管理・運営を担当。綾部市だけでなく、今年度は京都府、滋賀県、岐阜県の計5自治体が府県を越えて共同利用する予定だ。

児童生徒は自宅からタブレットやパソコンを使い、自分の分身(アバター)としてメタバース空間に参加する。空間内では、5教科の指導や、子どもたち自身が立てた課題を解決する「探Q授業」、オンラインでの交流活動などが行われる。開校日は月曜、水曜、金曜の週3日。出席すれば学校の出席日数としてカウントされる。対象は小学4年生から中学3年生までで、綾部市では約10人の参加を見込んでいる。

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不登校の現状と市長の期待

綾部市教育委員会によると、2025年度末時点で市内の中学生34人、小学生46人が不登校の状態にあるという。四方源太郎市長は26日の記者会見で、「今の時代の子どもたちにとって、これはありうるコミュニケーションの方法だ。メタバースでの体験が、再び学校に足を運ぶ第一歩になれば」と期待を寄せた。

メタバースを活用した不登校支援は、全国的に広がりを見せている。今回の取り組みは、複数の自治体が連携して仮想空間での教育機会を提供する点で先進的だ。今後、参加自治体の拡大や、より多くの児童生徒への支援が期待される。

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