葛飾区がBRT事業計画に着手、2030年代後半開通目指す
葛飾区BRT事業計画着手、2030年代後半開通目指す

葛飾区がBRT事業計画に着手、2030年代後半開通を目指す

東京都葛飾区は、2030年代後半の開通を目指すバス高速輸送システム(BRT)の事業計画策定に本格的に取りかかる。新年度予算案に2億5800万円を計上し、用地調査や事業費の概算、需要予測などを進める方針だ。

新小岩駅から金町駅を結ぶBRT計画

計画では、JRの貨物線「新金線」沿いの土地と一般道を活用し、新小岩駅から金町駅を結ぶルートが検討されている。2028年度までの3カ年で詳細な事業計画をまとめる予定で、JRや警察など関係機関との協議も並行して行われる。

青木克徳区長は「BRTの整備は地域の交通利便性向上に大きく寄与するものと期待している。関係機関と連携しながら、着実に計画を進めていきたい」と語った。

一般会計は2829億6千万円、前年度比9.9%増

葛飾区の2024年度一般会計予算案は2829億6千万円で、前年度より256億円(9.9%)の増加となった。歳入では税収増が見込まれるほか、区の借金にあたる特別区債で115億円余を賄う計画だ。

青木区長は増加分について「約半分が物価や人件費の高騰の影響だろう。このほか、学校改築や京成立石駅の再開発事業の支出もある」と説明。学校施設については「将来の世代も使用するため、借金して未来の人にも費用を負担してもらうという本来の姿にした」と述べた。

「全国みどりと花のフェアかつしか」に8億700万円計上

5月16日から6月14日まで開催予定の「全国みどりと花のフェアかつしか」には8億700万円が計上された。葛飾にいじゅくみらい公園をメイン会場に区内各地で催しを行い、フェア終了後も花壇を残して景観の美化を図っていく方針だ。

青木区長は「フェアを通じて地域の魅力を発信するとともに、持続可能なまちづくりを推進していく」と意欲を見せた。

区政運営については「起債は多くなく、区政運営に心配はない」と述べ、財政健全性を強調した。BRT事業をはじめとする各種プロジェクトが、葛飾区の未来像を形作っていくことになりそうだ。