秋田県教育委員会は1日、クマが学校や通学路に近づくのを防ぐため、警備会社に委託し、学校周辺での巡回や爆竹を使った追い払いを開始した。この取り組みは昨年度に続いて2年目となる。
背景と目的
県教委保健体育課によると、クマの目撃件数が例年より増加しており、今後もさらに増えると予想されることから、対策の継続が決定された。特に登下校時間帯の安全確保が重視されている。
実施時間と対象地域
追い払いは、登下校時間に合わせて午前6時から8時までと午後3時から5時までの間に行われる。昨年度は県内全域が対象だったが、今年度は目撃情報があった地域の学校に重点を置き、出没状況に応じて対象校を柔軟に決定する方針だ。6月5日までの対象校は、秋田市や由利本荘市、大館市など10市の小中学校、高校、特別支援学校の計31校となっている。
具体的な取り組み
住宅街やゴルフ場でのクマの目撃が相次ぐ秋田市御所野地区の御所野小学校周辺では、委託を受けた警備会社「ALSOK秋田」の社員が午前6時頃から巡回を開始。学校の正面や校庭の近くで爆竹を鳴らし、クマを寄せ付けないようにしている。
この対策は7月3日までの予定だが、出没状況によって延長される可能性もある。同課の担当者は「早朝から爆竹の音でご迷惑をおかけしますが、子どもたちや住民の安全のためにご理解いただきたい」と話している。



