磐越道事故のバスは白ナンバー 違法「白バス」の線引きは
磐越道事故のバスは白ナンバー 違法「白バス」の線引きは

磐越道事故のバスは白ナンバー 違法になる「白バス」行為の線引きは

2026年5月6日、福島県郡山市の磐越自動車道で、高校生20人を乗せたマイクロバスが事故を起こし、1人が死亡、複数人が重傷を負った。このバスは、厳しい運行管理が求められる緑ナンバーではなく、自家用車と同じ白ナンバーだったことが分かった。白ナンバーのバスを有償で運送する行為は「白バス」と呼ばれ、道路運送法に違反する可能性がある。本記事では、どのような行為が「白バス」に該当するのか、その線引きについて詳しく解説する。

バスのナンバープレートの種類

バスのナンバープレートには2種類ある。有償で旅客を運ぶ運送業の車両は緑ナンバーを取得する必要があり、路線バスや観光バスなどが該当する。一方、自家用車と同じ白ナンバーは、運送業以外の車両に使用される。道路運送法では、緑ナンバーを取得していない自家用車が、他人の需要に応じて有償で人を運ぶ「白バス」行為を禁じている。違反した場合、最大で3年以下の拘禁刑または300万円以下の罰金、あるいはその両方が科される可能性がある。

無償運送なら問題なし

無償で人を運ぶ場合、白ナンバーでも問題はない。焦点となるのは、有償の対価を得ていたかどうかだ。今回の事故では、バスを手配した蒲原鉄道がレンタカー業者に車両の手配を依頼し、白ナンバーのバスが用意された。ドライバーについては、営業担当者が「知り合いの知り合い」である68歳の男性を高校側に紹介したという。この男性は蒲原鉄道の社員ではなく、紹介は正式なサービスではなかった。男性が対価として金銭を受け取っていたかについて、同社は「確認中」としている。もし無償のボランティアだった場合、白バス行為にはあたらない。

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有償の場合の線引き

では、対価を受け取っていた場合はどうか。道路運送法では、有償運送に該当するかどうかは、運送の対価として金銭や物品を受け取ったかどうかで判断される。たとえ運転手が直接受け取っていなくても、旅行会社や手配業者を通じて間接的に料金が支払われている場合も、有償とみなされる可能性がある。また、ガソリン代や高速代などの実費を超える金額を受け取った場合も、営利目的と判断されることがある。国土交通省は、白バス行為の取り締まりを強化しており、今回の事故を受けて、さらなる規制の厳格化が検討される見通しだ。

今後の課題

白バス問題は、特に地方部での部活動の送迎やイベント輸送などで顕在化しやすい。緑ナンバーバスの確保が難しい場合、やむを得ず白ナンバーを使用するケースもあるが、安全面や法令遵守の観点から問題が多い。今回の事故を教訓に、運送事業者や学校関係者は、適切な車両手配と法令順守の徹底が求められる。また、ドライバーの健康管理や運行管理体制の強化も急務だ。

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