福島県内は2日、発達した低気圧が東北地方を通過した影響で、朝から強い風が吹き荒れた。この強風により、県内各地でけが人や倒木などの被害が相次ぎ、鉄道各線では運休や遅れが発生し、多くの利用者に影響が出た。
強風による被害
各地の消防本部などによると、相馬市では70代の男性が風にあおられて転倒し、頭部を強く打つ事故が発生した。男性は市内の病院に搬送されたが、意識はあり、会話ができる状態だという。
福島市土船の県道(通称フルーツライン)では、複数の街路樹が倒れているのが確認された。また、郡山市では住宅のトタン屋根の一部が剥がれるなどの被害が報告されている。
鉄道への影響
交通面では、山形新幹線が庭坂―板谷(山形県)間で倒木を確認し、一時運転を見合わせた。その後運転は再開したが、上下線合わせて約20本に区間運休や遅れが生じ、4500人以上に影響した。
JR常磐線では原ノ町―岩沼間の上下線で22本が運休、7本が遅れ、約3800人に影響が出た。さらに、東北線や磐越西線などでも一部列車に運休や遅れが発生した。
気象データ
福島地方気象台によると、最大風速は福島市で16.5メートル、白河市で15.1メートル、塙町で14.1メートル、玉川村で13.7メートルなどを観測。伊達市や北塩原村など4地点では5月の観測史上最大を更新した。
今後の天気
同気象台によると、3日の県内は風は弱まるものの、低気圧と湿った空気の影響で夜から全域で雨が降る見通し。



