「火の粉が数キロ飛ぶことも」識者が指摘する大規模山火事の怖さと安全対策
識者が指摘する大規模山火事の怖さと安全対策

岩手県大槌町で発生している大規模な山火事について、東京大学の広井悠教授(都市防災)は「乾燥や強風、地形が急峻であることなど複合的な理由で延焼が続いている」と指摘しています。この山火事は、平成以降で国内2番目の規模となっており、専門家は長期化を予測しています。

過去の大規模山火事との類似性

広井教授は、昨年2月に同県大船渡市で発生した平成以降最大の山火事の被災地を調査しており、「その時と気象などの条件が似ている」と述べています。大船渡の山火事では鎮火宣言が出るまで発生から40日かかったことから、今回の山火事も消火に長期間を要する見通しです。

山火事の発生時期と原因

林野庁によると、全国の山火事は年間約1200件発生しており、その約7割が1月から5月に集中します。この時期は落ち葉が森林に蓄積して燃えやすい状態になるためです。今回の山火事では「飛び火」が延焼の一因となっており、国土技術政策総合研究所の岩見達也・都市防災研究室長は「火の粉は風に乗って数キロ飛ぶこともある」と解説しています。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

避難の重要性と具体的な対策

大船渡の山火事では、場所によって火が見えなかったために避難が遅れた事例がありました。岩見室長は「遠くで燃えていても安心できない。周りの状況を見て避難指示に従い、逃げることが大事」と強調します。避難指示が出ていない場所でも、自宅の窓を閉め、家の外にある可燃物を屋内に移動させることが重要です。

地震への備えも同時に

現地では、20日に三陸沖で発生した地震により、現在も後発地震注意情報が発表されています。広井教授は「地震の可能性を考えれば山火事への警戒を優先しつつ、津波のリスクをハザードマップで確認してほしい」と呼びかけています。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ