防衛省は、陸上自衛隊佐賀駐屯地(佐賀市)に配備されている輸送機V22オスプレイについて、今月から鹿児島県の奄美大島一帯で飛行訓練を実施すると発表した。訓練は平日を基本とし、陸上自衛隊瀬戸内分屯地(瀬戸内町)での離着陸に加え、奄美大島や周辺海域での長距離洋上飛行などが計画されている。
九州防衛局によると、佐賀駐屯地には現在17機のオスプレイが配備されている。今回の訓練に関して、九州防衛局は「午後10時以降の夜間訓練については、他の飛行場と同様に行いたいと考えているが、実施時期は決まっていない」と述べている。
背景と地元の懸念
オスプレイを巡っては、2023年11月に米軍機が屋久島沖で墜落する重大事故が発生した。この事故を受け、地元自治体からは安全性への懸念が強まっている。
佐賀県の塩田知事は5月28日付で、九州防衛局に対し、訓練実施に当たって住宅の上空を極力避けて飛行することや、午後10時以降の飛行を行わないことなどを正式に要請した。しかし、防衛省は夜間訓練の必要性を強調しており、地元との調整が続いている。
訓練の詳細
- 訓練期間:今月から開始、平日を基本とする
- 訓練場所:陸自瀬戸内分屯地、奄美大島周辺海域
- 訓練内容:離着陸訓練、長距離洋上飛行など
- 夜間訓練:実施時期は未定
防衛省は、訓練の安全確保に万全を期すとともに、地域住民の理解を得るための説明を継続するとしている。



