石川県は8日、2025年10月1日時点の国勢調査の速報値を発表した。2024年の能登半島地震で大きな被害を受けた地域で人口減少率が大きく、前回2020年の調査と比べ、珠洲市は県内最大の34.04%に達した。輪島、能登、穴水を合わせた奥能登4市町の人口減少率は24.96%だった。
珠洲市の人口減少が顕著
珠洲市に次いで人口減少率が高いのは輪島市で、同市も地震による住宅被害やインフラ断絶が影響した。能登町や穴水町でも減少が続き、奥能登地域全体で人口流出が加速している。今回の速報値は、地震発生から約1年半後の状況を反映しており、被災地の復興の遅れが人口減少に拍車をかけている可能性がある。
県全体の動向
石川県全体の人口も減少傾向にあるが、奥能登地域の減少率は県平均を大きく上回る。県は復興住宅の整備や雇用創出などの対策を進めているが、人口減少を食い止めるには至っていない。



