岩手県大槌町で22日に発生した山林火災は、発生から4日目となる25日も燃え広がっている。この日は1都5県から数百人規模の「緊急消防援助隊」が投入され、地上と空中からの消火活動を合わせて約1300人の態勢で消火に当たっている。風向きの変化や山がちな地形のため、思うように消火活動が進まない場所もあるという。
延焼範囲が拡大、海側の集落にも迫る
町によると、24日夜から25日朝にかけて、吉里吉里地区周辺や海側の安渡、赤浜などの地域に延焼範囲が広がった。夜間は空中散水ができないため、地上から夜通しで消火活動を続けた。海側の一部では民家から数十メートルまで火が迫った場所もあったが、放水で食い止めている状況だ。
地形が消火活動を阻む
仙台市から現地に入っている緊急消防援助隊の担当者は「山がちな地形で消防車が入れず、消火に時間がかかっている場所もある」と話す。また、海水を送るための「スーパーポンパー」も投入され、消火活動を支援している。
25日は岩手県の防災ヘリコプターも出動し、上空からの散水を実施。しかし、風向きが不安定で、散水が効果的に届かないケースもあるという。
今後の見通し
気象庁によると、25日午後以降は風が弱まる見込みで、消火活動の進展が期待される。一方で、乾燥した状態が続いており、予断を許さない状況だ。町は住民に対し、引き続き警戒を呼びかけている。



