師匠の教えが胸に刻む安全の重み
名古屋駅長の村瀬剛さん(57)は、長年にわたり列車の運転業務に携わってきた。その原点には、「鉄道の安全を守る仕事を生涯の仕事にしたい」という強い思いがあるという。
JR東海に入社し、運転士免許を取得するため、ベテランの「師匠」と寝食を共にしながら技術を徹底的に叩き込まれた。師匠は常に口酸っぱく「人生を運んでいるんだ」と語りかけたという。この言葉には、乗客の命だけでなく、その命が失われることで悲しみに暮れる家族や友人の人生にも責任を負っているという深い意味が込められていた。
村瀬さんはこの教えを胸に、安全の重みを実感し、現在は部下に対しても同じように伝え続けている。熱っぽい思い出を聞き、考えさせられるものがある。
運転手としての責任を再認識
普段から車を運転する私たちも、誰かの人生に責任を負っているはずだ。しかし、その意識を常に持っているだろうか。師匠のような存在が身近にいない現代だからこそ、この話を胸に刻み、ハンドルを握る際には常に安全を最優先にしたいものだ。
この記事は、水谷元海が担当した。



