ウクライナの複数メディアは11日、国家汚職対策局(NABU)などが、ゼレンスキー大統領の最側近だったイエルマーク前大統領府長官を資金洗浄(マネーロンダリング)の疑いで捜査していると、本人に通知したと報じた。
「影の支配者」の実態
イエルマーク氏は在職中、政権中枢の人事を掌握し、外交などの重要政策で絶大な影響力を行使。その振る舞いから「影の支配者」と称されていた。しかし、複数の汚職疑惑が浮上し、既に解任されている。
捜査の背景
今回の捜査は、ウクライナ政府内での汚職撲滅に向けた取り組みの一環とみられる。国際社会からも汚職対策の強化が求められており、ゼレンスキー政権は厳しい姿勢を示している。
イエルマーク氏は2024年1月、スイス・ダボスでの記者会見に出席するなど、国際舞台でも活躍していた。しかし、その影響力の裏で不正な資金移動に関与した疑いが持たれている。
ウクライナの汚職対策局は、今回の捜査を通じて、政府高官による不正行為を明らかにし、国民の信頼回復を目指すとしている。



