大阪環状線で一斉スタンディングデモ「高市政権ありえへん」
大阪環状線一斉スタンディングデモ「高市政権ありえへん」

高市早苗首相が憲法改正に強い意欲を示す中、大阪市内で4日、改憲や戦争に反対する一斉デモ「大阪環状線一斉スタンディング」が始まった。この企画は、ある20代の会社員がSNS上で呼びかけたもので、6日まで続く予定だ。

呼びかけの内容と参加者の声

「時間・駅・スタイル・規模感は呼びかける各位の自由で!」という呼びかけに応じ、大阪環状線の全19駅でスタンディングデモが行われた。X(旧ツイッター)での告知を通じて集まった参加者たちは、それぞれの駅前に立ち、プラカードを掲げて平和と憲法遵守を訴えた。

大阪市東成区のHideさん(51)は、午前11時半から鶴橋駅前に立ち、約20人とともに「非戦」「憲法9条改正すな」と書かれたプラカードを掲げた。通りすがりの若者たちから「戦争要らないっすね!」と声をかけられる場面もあった。

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Hideさんは2015年の安全保障法制反対デモに参加して以来、反戦デモに積極的に関わってきた。今年2月の衆院選での自民党圧勝や、米国とイスラエルによるイラン攻撃を機に、ペンライトを持った若者たちとX上でつながり、今回のデモに参加したという。

若者の参加とネットワークの広がり

「本当に頼もしい。今まで声を上げられなかった人が路上に出始め、参加のハードルが下がった」とHideさんは語る。この日は森ノ宮、玉造の両駅前にも立ち、デモの輪を広げた。

企画を呼びかけた会社員は、昨秋の高市首相の台湾有事に関する国会答弁を知り、「日本が戦争に巻き込まれたり、他国の人を傷つけたりしないか」と不安を覚え、デモに参加した。今年2月からは梅田駅近くで一人で立ち始め、情報交換や相互支援のためのネットワークが必要だと考え、仲間たちと「近畿ペンライト勢」というLINEオープンチャットを立ち上げた。

東京の女性が一人で「山手線一周ソロスタンディング」をしたというSNS投稿を見て、今回の企画を思いついた。この日は仲間3人で弁天町、森ノ宮、天満の各駅前に立ち、大阪環状線のイラストとともに「高市政権ありえへん!」と書いたプラカードや、選択的夫婦別姓を求めるプラカードを掲げた。「たった一人でも、大勢で集まっても、そこに立つことで自分たちの声が可視化される」と語る。

市民の反応と今後の展開

森ノ宮駅前では東大阪市の女性(68)が足を止め、「高市政権の支持者には、物価高で生活が苦しいがゆえに不満をため、排外主義的になっている人が多いのでは」と嘆いた。別れ際には「市民が政治に声を届ける機会は選挙しかないと思っていたけど、こうやってがんばってくださっているのがうれしい」と3人をねぎらった。

4日はこのほか、午後7時半現在で少なくとも大阪城公園、京橋、桜ノ宮、大阪、福島、寺田町、桃谷の各駅でスタンディングデモが行われたことが、X上の写真付き投稿で確認できた。デモは6日まで続き、参加者たちは引き続き平和と憲法の重要性を訴えていく方針だ。

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