「ちょっと待って!本当に警察ですか?」愛知県警がニセ警察詐欺の通話音声を公開 被害防止へ注意喚起
「本当に警察ですか?」愛知県警がニセ警察詐欺の音声公開

愛知県警は、警察官を装って現金をだまし取る「ニセ警察詐欺」の手口を広く知ってもらうため、実際にあった詐欺グループと被害者の間の通話音声を公開しました。担当者は「犯人のテクニックや手口を理解し、危機意識を高めてほしい」と訴えています。

公開された通話音声の内容

音声では、100万円もの大金を振り込むことに戸惑う女性に対し、電話口の男が「すぐに元に戻してもらうので大丈夫ですよ」と巧みに言葉を操り、指示に従わせる様子が収められています。この通話は今年1月、愛知県内に住む40代の女性の携帯電話に、京都府警を名乗る人物からかかってきたものです。相手は「口座の不正利用に関する捜査をしており、捕まえた容疑者があなたから口座を買ったと言っている」と告げました。

巧妙な手口の詳細

その後、LINEのビデオ通話で警察手帳を見せられ、さらに別の警察官を装う男が電話に出ました。男は女性の逮捕をほのめかし、身の潔白を証明するためには「所有するお金の番号を調べる必要があり、指定の『調査用口座』に振り込む必要がある」と説明。信じ込んだ女性は指示通り複数回にわたって送金し、最終的に合計150万円をだまし取られました。

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ニセ警察詐欺の現状と対策

一連のやりとりは典型的なニセ警察詐欺の流れであり、県警は女性の協力を得て録音データを編集し、「本当にあったサギの電話」としてYouTubeで公開しています。昨年、愛知県内で発生したSNS型詐欺を除く特殊詐欺の被害額は93億円に上り、過去最悪を記録。今年はさらにそれを上回るペースで被害が発生しています。

県警生活安全総務課の渡辺剛次長は「『警察』というキーワードを出されると、冷静な判断ができず信じてしまう傾向がある」と分析。被害防止策として、スマートフォン向けの「警察庁推奨アプリ」の利用や、固定電話の国際電話利用休止を呼びかけています。

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