神奈川県警が住吉会系組事務所を家宅捜索 横浜強盗致傷事件で関連性を調査
神奈川県警察は2026年4月21日、横浜市神奈川区で発生した住宅侵入強盗致傷事件に関連して、東京都港区にある指定暴力団住吉会系の組事務所に対して家宅捜索を実施しました。この捜索は、同事件における犯行グループと暴力団組織との関連性を解明するための重要な手続きとして位置づけられています。
横浜市神奈川区で発生した強盗致傷事件の概要
事件は2025年7月28日午前5時ごろに発生しました。複数の男が神奈川区の住宅に侵入し、住人の男性に対して催涙スプレーを噴射して負傷させた上で、現金約700万円が入った金庫を奪って逃走しました。被害者は軽傷を負い、その後回復していますが、事件の衝撃は地域社会に大きな不安をもたらしました。
これまでの捜査経過と逮捕者
神奈川県警はこれまでに、この事件に関与したとされる合計11人を逮捕しています。具体的には、犯行グループ内で上位の指示役とみられる成人男性5人と、実際の実行役として関与した少年6人です。逮捕容疑はいずれも住居侵入と強盗致傷であり、捜査は着実に進展してきました。
捜査関係者によれば、その後の取り調べの中で、指示役の男性の1人が、今回家宅捜索の対象となった住吉会系の組事務所に出入りしていた事実が判明しました。この男性は組と密接な関係を有している疑いが強く、組織的な背景が事件に関与している可能性が浮上しています。
大規模な体制で実施された家宅捜索
4月21日に行われた家宅捜索は、神奈川県警捜査第一課と神奈川警察署、さらに機動隊を加えた約80人規模の大がかりな態勢で実施されました。捜索は午前中から開始され、証拠品の押収と関係者の聞き取りが並行して進められました。
県警の関係者は、今回の家宅捜索の目的について、「犯行グループと暴力団組織との具体的な関連性を詳細に調査し、事件の全容解明を目指す」と説明しています。特に、金庫奪取の背後に組織的な指示や資金洗浄などの関与があったかどうかを重点的に調べる方針です。
今後の捜査の見通しと社会的影響
神奈川県警は、家宅捜索で得られた証拠を基に、さらなる逮捕や書類送検を視野に入れています。また、暴力団組織の関与が確認された場合には、組織犯罪処罰法に基づく対応も検討される見込みです。
この事件は、住宅地における凶悪犯罪と暴力団の関わりが疑われるケースとして、地域住民の安全意識を高める契機となりました。県警は、引き続き地域との連携を強化し、再発防止に向けた対策を講じていくことを明らかにしています。
捜査の今後の進展に注目が集まるとともに、暴力団排除に向けた社会全体の取り組みの重要性が改めて認識される事態となっています。



