「尾木ママ」の愛称で親しまれ、岐阜県可児市いじめ防止専門委員会の特別顧問を務める教育評論家の尾木直樹さんが2日、同市立旭小学校を訪問し、いじめ撲滅に向けた授業を見学した。この授業には6年生54人が参加し、意見を活発に交換した。
「あったかい旭」を目指して
同小学校は「AA(あったかい旭)」を合言葉に、温かい学校づくりに取り組んでいる。今回の授業は「本当にあたたかい学校・学年をつくるために私たちができることは何か」をテーマに実施された。
アンケート結果で実態が明らかに
授業の冒頭では、児童委員会が2年生以上の児童約260人を対象に行ったアンケート結果が発表された。その結果、仲間はずれや無視など、友人から嫌な思いをした経験がある児童が約30%に上ることが判明した。この数字を受け、児童たちは真剣な表情で問題に向き合った。
班ごとに意見を出し合う
その後、児童たちは班に分かれて、いじめをなくすための行動や考え方について話し合った。「相手の気持ちを考えたり、思いやったりする」「自分がしてもらってうれしくなるような行動をする」といったアイデアが次々とホワイトボードに書き出された。
尾木さんは授業を見学した後、笑顔で「相手を思いやる言葉を言うことは本当に大事。最上級生のみなさん次第で旭小学校はがらりと変わるでしょう」と児童たちに温かい言葉をかけた。
同校では今後も、このような取り組みを継続し、いじめのない学校環境を目指していく方針だ。



