三重・菰野町議会議員による職員へのハラスメント疑惑
三重県菰野町で、町議会議員が職員に対して大声で怒鳴るなどの不適切な言動を行っていたとする調査結果を町がまとめたことが、町などへの取材で明らかになりました。この調査結果は町から議会に報告され、藤田賢吾議長は「ハラスメントと認定されたわけではないが、重く受け止めている」とコメントしています。一方で、一部の町議からは反発の声も上がっています。
調査の背景と内容
町によると、この調査は昨年4月に施行されたハラスメント防止条例に基づき、職員を対象に実施され、一部の職員が回答しました。諸岡高幸町長は5月22日に調査結果をまとめた文書を藤田議長に提出し、藤田議長は6月1日の全員協議会で報告。全町議に対して注意喚起を行ったとされています。
文書によると、町議4人が職員に対して理不尽に怒鳴ったり強い口調で叱責したほか、休日に個人の携帯電話に何度も電話をかけ厳しい口調で対応を迫る、呼び捨てや不適切なあだ名を付けて大声で呼ぶなどの言動があったとされています。さらに、職員が町議の対応に恐怖を感じ、深刻な体調不良や通常業務への支障が生じたケースもあったと指摘されています。
議員の反応と町の見解
調査結果について、ある町議は「行為がハラスメントに該当するなら反省すべきだ」としつつも、「アンケートのみの実施で、本来なら事実関係を確認すべきだ」と町の対応を批判しました。別の町議は「甚だ心外だ。裏取りもしていないのに公文書で出せば事実になってしまう」と反発し、1日の全員協議会では撤回を求めたとされています。
調査を実施した町総務課の担当者は「町としては意見聴取をしただけで、ハラスメントを認定したわけではない。職員からの声があったため、議会に配慮を求めるという思いだけだ」と説明しています。



