沖縄県宜野湾市の米軍普天間飛行場を名護市辺野古に移設する工事に伴う土砂運搬作業現場で2024年、男性警備員がダンプカーにはねられ死亡した事故で、県警は5日、現場で抗議活動をしていた県内の無職女(74)を重過失致死容疑で那覇地検に書類送検した。捜査関係者によると、起訴を求める「厳重処分」の意見を付けた。
事故の経緯
発表などによると、女は2024年6月28日午前10時15分頃、名護市安和の港付近で、運搬作業中のダンプカーの進路に飛び出し、制止しようとした男性警備員(当時47歳)をダンプカーと衝突させ、死亡させた疑い。女もはねられ、足を骨折した。
遺族の悲痛な声
男性警備員の妻は県警を通じ、「まじめで優しかった夫がどうして命を落とさなければならなかったのか。事件の全ぼうが明らかになることを心から願っている」とコメントした。
他の関係者の送検
県警は5日、ダンプカーを運転していた無職男性(63)を自動車運転死傷行為処罰法違反(過失運転致死傷)容疑で、ダンプカーを誘導していた警備員男性(27)を業務上過失致死傷の疑いでそれぞれ書類送検した。刑事処分の判断を検察に委ねる「相当処分」の意見を付けたとみられる。県警は3人の認否を明らかにしていない。
この事故は、辺野古の基地移設工事をめぐる抗議活動のさなかに発生し、警備員の死亡という痛ましい結果を招いた。遺族の悲しみと、事件の真相解明を求める声が改めて注目されている。



