アイヌ副葬品500点超、北大・東大・京大に保管 返還困難に
アイヌ副葬品500点超、3大学に保管 返還困難

刀やガラス玉など、アイヌ民族の副葬品が北海道大学、東京大学、京都大学の3大学に計500点以上保管されていることが、共同通信の調査で明らかになった。これらの副葬品は19世紀から20世紀にかけて、一部の研究者が墓から収集したもので、アイヌの遺骨と同時に持ち去られたとみられる。

遺骨収集と同様の経緯

アイヌ民族の遺骨収集については「盗掘」との指摘があり、多くの遺骨は身元が特定できず、アイヌ団体側への返還が困難となっている。副葬品についても収集の記録が不十分で、行き場を失い学内に残されている実態が浮き彫りになった。

調査の概要

調査は、国が遺骨の地域返還の対応指針を策定した2018年時点で、アイヌ民族の遺骨を学内保管していた全国12大学にアンケートを3月に送付し、遺骨や副葬品の保管状況などを尋ねたもの。追加取材で回答を精査した結果、以下のことが判明した。

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  • 北海道大学:ガラス玉など計520点を4月末時点で保管
  • 東京大学:小刀など計4点を保管
  • 京都大学:副葬品の学内保管を認めたが、数量を明らかにしなかった

副葬品の多くは、遺骨とともに研究目的で収集されたが、返還手続きが進まず、大学側のずさんな管理が問題視されている。

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