大阪・池田小で不審者侵入想定訓練 教員ら30人参加「リアルな訓練」
池田小で不審者侵入想定訓練 教員ら30人参加

大阪教育大学付属池田小学校で5月25日、不審者の侵入を想定した訓練が実施され、教員約30人が参加し、保護者約20人が見学した。この訓練は、2001年に児童8人が命を奪われた池田小事件から25年が経過した中で行われたもので、年間5回実施される訓練のうち今年度2回目となる。

訓練の内容と目的

今回の訓練では、担任教員に不満を持つ保護者とその知人が詰め寄る状況や、刃物を持って暴れる不審者への対応が想定された。不審者役の教員が刃物を振り回しながら大声を上げて暴れ出すと、教員らは連携して児童役を安全な場所に避難させ、さすまたなどの道具を使って不審者役の動きを制圧した。

参加者の感想と意義

小学5年生の長女を通わせる励寛子さん(37)は訓練を見学し、「非常にリアルで実践的な訓練だと感じた。実際に事件が起きた場合、子どもたちがパニックになったり恐怖で指示が通らない可能性もある。日頃から家庭内で緊急時の行動について話し合っておきたい」と語った。

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荒川真一校長は、「事件から25年が経過し、当時在籍していた教員は全員異動したが、『事件が起きてからマニュアルを見るのでは遅い。マニュアルは体に染み込んで初めて意味をなす』という先輩教員から受け継いだ精神を大切にしたい」と述べ、訓練の重要性を強調した。

継続的な安全対策

同校では、このような訓練を定期的に実施し、教員の危機対応能力の向上に努めている。保護者も訓練を見学することで、学校の安全対策への理解を深め、家庭での防犯意識向上につなげている。

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