長野県阿智村駒場の住宅で5日、親子3人が遺体で発見された事件について、県警飯田署は8日、母親(50)の死因は溺死、長女(13)と次男(10)はロープで首を絞められたことによる窒息死だったと発表した。警察は、母親が子ども2人を殺害した後に自殺した無理心中の可能性が高いとみて捜査を進めている。
事件の概要
署によると、母親は水が張られた浴槽内で発見され、子ども2人は寝室の布団の上に倒れていた。発見時、現場に物色された形跡はなく、外部からの侵入を示す証拠も見つかっていない。警察は、母親が自ら入浴した後に浴槽内で死亡したと推定している。
事件の発端は、5日午前3時すぎ、10代の長男が近くの交番に「母親から暴力を受けた」と頭部を負傷した状態で駆け込んだことだった。長男は頭を手おので殴られたとみられ、全治1カ月の重傷を負っている。長男は現在、保護され、病院で治療を受けている。
今後の捜査
警察は、母親の精神状態や家庭内の状況について詳しく調べるとともに、長男への事情聴取を進めて無理心中に至った経緯を解明する方針。地域社会に衝撃が広がっており、学校や自治体が児童の心のケアに乗り出している。
阿智村は長野県南部に位置し、観光地として知られる。今回の事件を受け、村は住民への情報提供と支援体制の強化を検討している。



