集団暴行事件で男3人逮捕 匿名・流動型犯罪グループの関与を捜査
大阪府警は2月17日、20代の男性2人に対してバットや特殊警棒のようなものを用いて集団で暴行を加え、重傷を負わせたとして、傷害などの疑いで男3人を逮捕しました。逮捕されたのは、大阪府大阪狭山市在住の無職、山内瞭斗容疑者(21)らです。
現場には20~30人の集団、匿流の関与を疑う
府警の捜査によると、この事件では当時、現場に20~30人の人物がいたとみられています。警察は、逮捕された3人が匿名・流動型犯罪グループ、通称「匿流」に所属していた可能性があると見て、詳細な捜査を進めています。匿流は、メンバーが特定されにくい構造を持ち、流動的に活動する犯罪集団として知られています。
暴行の詳細と経緯
逮捕容疑は、2025年11月20日に東大阪市の路上で発生した事件に関するものです。山内容疑者らは、氏名不詳の者らと共謀し、20代男性2人が乗った車のガラスをたたき割り、「殺すぞ」などと脅迫しました。その後、バットや特殊警棒のようなもので暴行を加え、うち1人の男性に頭部骨折など全治3~6カ月の重傷を負わせたとされています。
府警の説明では、被害者らが乗っていた車の前後を別の車2台でぶつけて停止させ、車外に逃げた男性を取り囲んで暴行したとのことです。事件前には何らかのトラブルがあったとみられ、警察はその経緯を詳しく調べています。
別のひき逃げ死亡事件との関連
山内瞭斗容疑者は、この暴行事件の後、車で現場を離れましたが、約8キロ離れた場所でひき逃げ事件を起こしています。この事件では、当時57歳の男性を死亡させたとして、過失運転致死などの疑いで既に逮捕されていました。府警は、両事件の関連性についても捜査を進めているとみられます。
今回の逮捕は、集団による凶悪な暴力事件と、それに続く死亡事故という二つの重大な犯罪を結びつける可能性があり、社会に大きな衝撃を与えています。警察は、匿流のような犯罪グループの実態解明と、再発防止に向けた取り組みを強化する方針です。