ミラノ・コルティナ五輪 アルペン男子回転で相原史郎が20位に奮闘
ミラノ・コルティナオリンピックは2月16日、アルペンスキー男子回転競技が行われ、五輪初出場の相原史郎選手(小泉SC)が20位に入り、日本勢として健闘しました。競技後、彼はカメラに向かってイタリア語で「ありがとう」と叫び、さわやかな笑顔でコースを後にした姿が印象的でした。
厳しい天候を乗り越え、攻めの滑りで観客を沸かす
競技は激しい雪が舞う厳しい条件でスタートし、1回目では多くの選手が途中棄権する中、相原選手は22位でゴールしました。彼は「タフな条件で結果は良くなかった」と振り返りましたが、天候が回復した2回目では果敢に攻めの姿勢を見せ、一時は暫定首位に立つ活躍で、観客から大きな喝采を浴びました。
札幌市出身の25歳である相原選手は、2006年トリノ五輪で活躍した湯浅直樹選手や皆川賢太郎選手のような世界レベルの選手を目指し、日々努力を重ねてきました。欧州勢が圧倒的に強いこの種目で、日本勢の不振が続く中、今年1月のスイスでのワールドカップでは25位に入り、初のポイント獲得を果たすなど、着実に実力を伸ばしています。
充実感と悔しさを胸に、4年後のメダル獲得を誓う
やりきった4年に1度の祭典を終え、相原選手は充実感の中に少しばかりの悔しさを残しました。彼は「4年後、またこの舞台に戻ってきて、日本人の出場枠を増やして、チームでメダルを取りにいきたい」と力強く誓い、次回への意欲を表明しました。
スイスのメイヤールが優勝、五輪初タイトルを獲得
一方、この競技ではスイスのメイヤール選手が優勝を飾りました。1回目で2位につけた彼は、2回目も攻めの滑りを貫き、難コースを攻略して暫定トップに立ちました。その後、1回目トップのアトレリー・マグラス選手(ノルウェー)が旗門のポールをまたぐミスで途中棄権したため、メイヤール選手に優勝が転がり込み、今大会3個目のメダルを獲得しました。
メイヤール選手は昨年の世界選手権でも優勝しており、五輪では自身初のタイトルとなりました。彼は「世界選手権でチャンピオンになってから1年後に五輪で優勝するのは本当に特別なこと。ずっと夢見て、努力してきた」と感慨深げに語り、「昨年の経験があったから、最初から何に集中し、何をすべきかを分かっていた。リラックスして滑ることができた」と勝因を挙げました。
この結果、ミラノ・コルティナ五輪のアルペンスキー男子回転は、日本勢の奮闘と国際的な激戦を印象づける競技となりました。相原選手の今後の活躍に期待が寄せられています。