熊本市の路上で20歳代の男子大学生に暴行を加え死亡させたとして、傷害致死罪などに問われた19歳の男の裁判員裁判が3日、熊本地裁(今泉裕登裁判長)でありました。検察側は懲役10年を求刑し、弁護側は軽い刑を求めて結審しました。判決は8日に言い渡されます。
事件の経緯と起訴内容
起訴状によると、男は17歳だった2024年2月23日未明、熊本市中央区の路上で、当時20歳代の大学生の顔を殴ったり、背中を蹴ったりする暴行を加えました。大学生は約9か月後に死亡しました。男は熊本家裁に送致され、同家裁が検察官送致(逆送)しました。
検察側の主張
検察側は論告で、殴られた大学生が路上に倒れた後も背部を蹴りつけたなどとして、「執拗かつ危険性の高い暴行が死に決定的な影響を与え、極めて悪質です。経緯や動機は理不尽で被害者の落ち度は全くありません」と主張しました。
弁護側の主張
一方、弁護側は最終弁論で、男は飲酒して犯行に及んでおり、事件は偶発的に発生したと訴えました。また、「一貫して起訴事実を認めており、出所後の更正の土台も整えられています」などと述べ、軽い刑を求めました。
裁判員裁判では、今後も審理が続けられ、判決が注目されます。



