深刻な水不足に対応、愛知県豊橋市と豊川市が学校給食で無洗米導入へ
愛知県豊橋市と豊川市では、記録的な少雨による水不足が深刻化していることを受け、学校給食における節水対策として、お米を無洗米に切り替える方針を固めました。この取り組みにより、1日あたり最大で2.3トンの水を節約できる見込みです。
東三河地方の水不足が背景、宇連ダムの貯水率が一時ゼロに
県東部の東三河地方では、雨が記録的に少ない状態が長期間続いています。地域の重要な水源である豊川用水の宇連ダム(同県新城市)では、貯水率が一時的にゼロにまで低下し、緊急の節水が呼びかけられています。このような状況下で、給食を通じた水使用量の削減が急務となっていました。
約5万食分の給食が対象、当面は5月末まで継続
公益財団法人愛知県学校給食会によると、豊橋市では1日最大3万1千食、豊川市では1万5900食の給食が対象となります。合計で約5万食分のご飯が、4月27日から無洗米に切り替えられます。無洗米は研ぎ洗いの工程が不要なため、水の使用量を約1割前後削減できると試算されています。
この措置は当面、5月末まで続けられる予定です。6月以降については、豊川用水の状況を踏まえて改めて検討が行われることになっています。給食会では、子どもたちの栄養面への影響を最小限に抑えつつ、地域全体の水資源確保に貢献したい考えです。
無洗米導入による具体的な節水効果
従来の精米を使用した場合、給食調理では大量の水が研ぎ洗いに消費されていました。無洗米への切り替えにより、以下のような効果が期待されています。
- 水使用量の削減:1日最大2.3トンの節水が可能
- 調理工程の簡素化:研ぎ洗いの手間が省け、調理時間の短縮にもつながる
- 環境負荷の低減:水資源の有効活用を通じて、持続可能な社会づくりに寄与
地域の関係者は、今回の取り組みが水不足対策の一環として定着するかどうか、今後の推移を注視しています。また、保護者や学校関係者からは、食味や品質への影響についても関心が寄せられています。



