東京都の小池百合子知事は29日の記者会見で、海外のトップレベルの大学へ進学する都立高校生に対し、年間最大800万円の給付型奨学金を創設すると発表した。年間の募集人員は10人程度で、都内の優秀な人材が高額な費用がかかる海外の大学でも安心して学べる環境を整える。
支援の対象と金額
対象となる進学先は、「THE世界大学ランキング」で総合順位100位以内など、都が指定する世界トップレベルの大学。都子供政策連携室によると、米国や英国のトップ大学では年間の授業料が900万~1千万円程度になる場合もあるという。
支援額は、各大学の授業料から国内私立大学の一般的な授業料に相当する130万円を差し引いた残りの金額を支援。給付型奨学金のため返済は不要だ。対象世帯と支援額の目安は、世帯所得が約715万円未満の場合は最大800万円、世帯所得が約715万~約2千万円の場合は最大400万円。原則として4年間支援される。
応募要件とスケジュール
2027年度中に進学する生徒からの応募は、今年7月1日から8月19日まで受け付ける。対象は都内在住の日本人の都立高校生で、学校からの推薦を得るなどの応募要件を満たす必要がある。詳細は東京都の公式サイトで確認できる。
この奨学金制度により、経済的な理由で海外進学を諦めていた生徒に新たな道が開かれることが期待される。



