京都府八幡市の川田翔子市長(35)は26日、記者会見を開き、9月中旬の出産予定に向けて約4カ月間の産休を取得すると正式に発表した。21日に方針を示して以降、市には賛同の声が多数寄せられたといい、「ライフイベントとキャリアの両立に悩む方々への前向きなメッセージになれば」と改めて強調した。
全国最年少の女性市長、産休取得は初
川田氏は現職の女性市長として全国最年少。市によると、現職の女性市長が産休を取得するのは全国で初めてとみられる。産休期間は、市職員の産休を定めた市条例の施行規則などに基づき、出産予定日の前後各8週間とし、7月下旬から取得する予定だ。
産休中の体制と役割
産休中は副市長が職務代理者を務めるが、市長自身もオンライン会議への出席や重要案件の意思決定には関与する方針。川田氏は「育児と市政の両立は簡単ではないが、周囲の理解と協力を得ながら、可能な限り責任を果たしたい」と述べた。
今回の発表を受け、SNSなどでは「働く女性のロールモデルになる」「制度を活用する姿勢が素晴らしい」といった肯定的な意見が相次いでいる。一方で、地方自治体のトップが長期休暇を取ることへの懸念も一部で聞かれるが、川田氏は「しっかりと準備を整え、市民に迷惑をかけないよう努める」と説明した。
ワークライフバランスの推進へ
川田氏はこれまでも、子育て支援や女性活躍推進を市政の柱に掲げてきた。自身の産休取得を通じて、働く女性がキャリアと家庭を両立できる環境づくりの重要性を発信していきたいとしている。市役所内でも、職員の育児休業取得率向上など、さらなる制度整備を進める方針だ。



