政策実現で存在感を示したい国民民主党は、少数与党の参院で協力を得ようと秋波を送ってくる高市政権との間合いを瀬踏みしている。高市早苗首相(自民総裁)による衆院解散・総選挙で一気に対抗姿勢を強めたが、当面は「付かず離れず」戦略をとる構えだ。
玉木代表の会見発言
国民民主党の玉木雄一郎代表は26日の記者会見で、自民との連携について「政策本位で判断していくというのが従来の我々の考え方だ。ただ、政策を実現するためには、いろんな駆け引きや貸し借りもある」と述べた。国民民主党の連立政権参加を求める与党側の声を意識した言いぶりだった。
与党側の動き
25日、自民党と日本維新の会の幹部らが東京都内で会談した。維新の中司宏幹事長によると、「国民民主党との対話は政権基盤の安定につながる」との共通認識を確認したという。自民党の松山政司参院議員会長も14日、自身の政治資金パーティーで「国民民主党との連携は極めて重要だ。連立を真剣に考えていかなければならない」と強調した。
今後の展望
与党が秋波を送るのは、衆院で過半数を確保しながらも、参院では安定多数に届いていないためだ。国民民主党は、政策実現に向けて与党との協力を模索しつつも、自らの立場を明確にする必要に迫られている。今後の政局では、国民民主党の動向が焦点となる。



