高市早苗首相(自民党総裁)は26日、参院内閣委員会で、自身の陣営が2月の衆院選や2025年の党総裁選で他候補を中傷する動画をSNSに投稿したとする週刊文春の報道に関連し、事務所秘書と動画作製に関わったとされる男性とのオンライン会議の有無について問われ、「インターネット上の莫大なやり取りがあり、一つひとつ確認することは困難だ」と述べた。
立憲民主党の杉尾秀哉氏の質問に答えたもので、首相は直接の言及を避けつつ、自身の認識を説明した。この問題では、動画作製に関わったと報道された男性が18日、YouTubeの番組で動画の作製や拡散を認め、秘書とオンラインで会議をしたと証言している。
杉尾氏は「オンライン会議をしていないと断言できるか」と迫ったが、首相は「週刊誌の記事にあったような内容は確認できていない」などと述べ、明確な回答を避けた。一方、首相は総裁選期間中の自身のオンライン会議について説明し、「十数人、20人が次から次に出てきて、一つひとつ記憶があるわけない」と語った。
この問題をめぐっては、首相の陣営が他候補を中傷する内容の動画をSNSに投稿したとされ、週刊文春が報道。動画作製に関与したとされる男性が、秘書とのオンライン会議を証言したことで、国会でも追及が続いている。
首相はこれまで、陣営として第三者に動画作成を依頼したことはないと否定しているが、今回の答弁では具体的な事実関係の確認を避ける姿勢が目立った。立憲民主党は引き続き、真相解明を求める方針だ。



