自民党の石破茂前首相は6日、TBSラジオの番組に出演し、現在自民党が今国会中の成立を目指している日本国旗損壊罪法案に対して疑問を呈した。石破氏は「刑罰をもって臨むことなのか。法理論的にあまり正しくない」と述べ、法律が保護しようとする利益や価値(保護法益)が明確でないと指摘した。
外国国章損壊罪との比較
石破氏は、刑法に定められた外国国章損壊罪に合わせるべきだとの声があることについて、「一般感情としてはそうなるが、外国の国旗を毀損すると、それがもとで国際紛争が起きたりする」と語り、自国の国旗と外国の国旗を区別する必要性を強調した。
器物損壊罪との違い
さらに石破氏は、「他人の国旗を損壊したら器物損壊罪になるが、自分の国旗に対する器物損壊罪は成立しない」と指摘。自分の国旗を損壊する行為に新たな罰則を設けることの難しさを示唆した。
この法案をめぐっては、賛否両論があり、石破氏の意見は党内でも注目を集めている。今後、国会審議で議論が深まることが予想される。



