愛媛・東温市、移住促進へネットラジオ「とうおん、ロックオン!」で魅力発信
東温市がネットラジオで移住促進、出演者の人生語る

愛媛県東温市は、移住者を増やすため、インターネットラジオを活用して地域の魅力を全国に発信している。市はこの取り組みを「移住応援ラジオ」と位置づけ、2025年7月から月1~2回、30分番組を公開している。単なる行政のPRにとどまらず、出演者の人生に迫ることで東温の魅力を深掘りする番組作りに挑戦している。

ネットラジオ局「ホンマルラジオ」との連携

東温市が協力するのは、松山市発祥のインターネットラジオ局「ホンマルラジオ」(中村隆会長)。現在、北海道から沖縄まで全国に100局あり、自治体や学校、企業、団体などの情報発信を支援している。

番組の特徴と反響

東温市は2025年7月から、同局内で番組「とうおん、ロックオン!ラジオ」の配信を開始。特徴は、自治体のPR番組にありがちな「市の良さ」を羅列する内容ではない点だ。多彩な出演者に対し、中村会長や市の地域おこし協力隊員らが聞き役となり、リスナーの関心を引く番組に仕立てている。

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市によると、初年度(2025年7月~2026年3月)には16本の番組を制作。「夢を追い続ける理由~なぜ役者を続けるのか~」や「特別編『恋する☆とうおん!~癒やしと食の温泉リゾート移住体験』」などの内容で、アクセス数は計2万5000以上を記録。東京都や大阪府などのリスナーが目立ち、年代では35~44歳が最も多かったという。

2年目の取り組み

2年目の2026年度は事業費35万円を予算計上し、第1回の収録が5月7日に松山市内のスタジオで行われた。聞き手は中村会長で、ゲストは坊っちゃん劇場に出演する女優で東温市観光大使も務める脇山尚美さん。中村会長は「プロの女優って、どうやってなるんですか」「台詞って、よく覚えられますね」などと軽妙に質問を重ね、あっという間に30分間が過ぎた。

収録前、中村会長は「宣伝が一番面白くない。出演者が人生のストーリーを語り、その中で東温市の良さが出てくる」と狙いを説明。担当する市地域活力創出課の宮崎朋子係長は「今後は、市民や地域づくりをしている人たちにも出演してほしい」と期待を述べた。

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