岐阜県海津市、県立高校に公営塾を開設へ
岐阜県海津市は、入学者数の減少が続く県立海津明誠高校の魅力向上を目的として、授業内容を中心とした学習支援を行う「公営型学習支援塾」を開設することを発表した。2027年度の開設を目指しており、同校の活性化と地域の教育環境充実を図る。
公営塾の概要
公営塾は、海津明誠高校の生徒を対象とし、受講は無料。校内の視聴覚室を利用し、授業後や長期休暇中に開講される予定だ。市は塾講師の経験者らスタッフ4人を配置し、運営を担う。指導内容は、宿題や定期テストの勉強、地域探究学習などの個別指導に加え、進学や就職に向けた対策も行う。市は1日あたり約10~20人の利用を見込み、平日は午後8時まで、休暇期間は午後5時まで利用可能とする。
背景と狙い
海津明誠高校は2005年に海津高校と海津北高校が統合して開設された。普通科、ビジネス情報科、生活デザイン科の3学科を有するが、近年出願者数が減少しており、今春の第1次選抜試験では倍率が0.22~0.73倍と定員割れとなっていた。この状況を受け、市は公営塾の設置により学校の魅力を高め、入学者増加につなげたい考えだ。
横川真澄市長は定例記者会見で、同校を「市には絶対なくてはならない、大切な存在」と位置づけ、「生徒の居場所作りだけでなく、地域活性化につながる地域探究学習を充実させる」と述べた。
予算案提出
市は2日に始まった市議会定例会に、公営塾の準備費用として624万8000円を盛り込んだ一般会計補正予算案を提出した。今後、議会の承認を得て準備を進める方針だ。



