宇宙航空研究開発機構(JAXA)は26日深夜、国際宇宙ステーション(ISS)から離脱していた無人補給機「HTV-X」1号機が、南太平洋上の大気圏に突入し、燃え尽きたとみられることを明らかにした。この補給機は、ISSに滞在する飛行士の日常生活や実験で出たごみを積んでいた。
新型補給機の特長
HTV-Xは、先代の補給機「こうのとり」よりも多くの荷物を運搬でき、ISS離脱後も最長1年半にわたって飛行を継続できる点が大きな特長である。これにより、宇宙実験の機会が拡大し、より多様なミッションが可能となる。
打ち上げからミッションまで
1号機は、昨年10月に鹿児島県の種子島宇宙センターからH3ロケットで打ち上げられた。ISSに接近した際には、滞在中の油井亀美也飛行士(56歳)がロボットアームで捕捉し、ドッキングに成功した。今年3月にISSを離脱した後は、超小型衛星の放出や、機体の反射器に地上から光を当てて距離を測定する実験など、さまざまな任務を遂行した。
今後の展望
HTV-Xは、宇宙ステーションへの物資補給だけでなく、宇宙空間での技術実証プラットフォームとしても期待されている。今回のミッションで得られたデータは、今後の宇宙開発に活かされる見通しだ。



