無人航空機(ドローン)の衝突防止技術について、新たな国際基準が策定される見通しとなった。日本が主導する提案が、国際民間航空機関(ICAO)で承認されたもので、2027年までの導入を目指す。
背景と目的
ドローンの普及に伴い、航空機との衝突リスクが増大している。現在は各国が独自の規制を設けているが、国際的な統一基準がないため、安全確保が課題となっていた。日本は、ICAOで技術基準の標準化を提案し、加盟国の賛同を得た。
技術の概要
新基準では、ドローンに搭載する衝突防止システムの性能要件を定める。具体的には、自動回避機能や通信プロトコルの統一が含まれる。これにより、異なるメーカーのドローン同士でも相互に認識し、衝突を回避できるようになる。
- 自動回避システムの最低性能基準
- 共通の通信規格の採用
- 緊急時のフェイルセーフ機構
日本の役割
日本は、ドローン技術の先進国として、基準策定で主導的な役割を果たした。経済産業省と国土交通省が連携し、国内の技術実証を基に提案を行った。日本の企業も、システム開発で協力している。
今後のスケジュール
2025年までに詳細な技術仕様を策定し、2026年に加盟国で試験運用を開始。2027年から本格導入される見込み。日本では、2028年までに国内法を整備し、新基準に対応する予定。
この国際基準により、ドローンの安全な運用が促進され、物流や災害対応など幅広い分野での活用が期待される。



