北朝鮮、5年ぶりの党大会開催へ準備が最終段階に
北朝鮮の朝鮮中央通信は17日、今月下旬に開催される第9回朝鮮労働党大会に出席する各地の代表者が16日、首都・平壌に到着したと伝えた。これにより、5年ぶりとなる党大会の開幕に向けた準備が大詰めを迎えていることが明らかになった。
党大会開幕は「秒読み段階」と分析
韓国の通信社ニュース1は17日、過去の党大会では各地の代表者の平壌到着が報じられてから数日以内に開幕していることから、今回の党大会開幕が「事実上秒読み段階に入った」と伝えた。この分析は、北朝鮮の政治行事における従来のパターンを踏まえたものだ。
金正恩氏、住宅5万戸建設目標の達成を宣言
朝鮮中央通信は同日、平壌で16日に行われた住宅街の完工式に金正恩朝鮮労働党総書記が出席したと報じた。金氏は、第8回党大会で打ち出した「5年間で5万戸の住宅を平壌に建設する」という目標が達成されたことを明らかにし、経済分野での成果を強くアピールした。
完工式では、金正恩氏自らがテープカットを行い、新たに完成した住宅街を視察。その際、「我々の夢と能力に比べるとまだ始まりにすぎない」と述べ、党大会で新たな建設目標を打ち出すことを示唆した。また、「ジュエ」氏とされる金正恩氏の娘も同行していたことが確認された。
経済成果の強調と今後の展望
金正恩氏は昨年末から、新しく完成した工場や農場、保養所などを相次いで視察しており、経済発展への積極的な姿勢を内外に示している。今回の住宅建設目標の達成発表は、そうした一連の動きの延長線上にあるものと見られる。
北朝鮮では、党大会が国家の重要政策を決定する場として位置づけられており、今回の大会では以下の点が注目される。
- 5年ぶりの開催による政治的重要性
- 金正恩氏が掲げる経済成果の具体的な評価
- 今後の国家建設目標の明確化
国際社会は、北朝鮮の経済状況と今後の政策方針に強い関心を寄せており、党大会での発表内容が国内外に与える影響が注視されている。