英で子供のSNS規制求める声強まる、動画視聴で家族殺害公言や薬過剰摂取の事例
英で子供SNS規制求める声、動画で家族殺害公言事例

英国のスターマー政権に対し、子供のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)利用を厳しく規制するよう求める声が強まっている。政府が26日まで3か月にわたって実施した意見公募には、8万件以上の意見が寄せられたと英BBCが伝えた。医療機関からは「子供のSNS利用は喫煙と同等に有害だ」といった声が上がり、規制賛成論が多数を占めた模様だ。

医療組織が警告、具体的な被害事例を報告

英国・アイルランドの王立医科大学などを代表する医療組織「王立医科大学アカデミー」は26日の報告書で、「長時間に及ぶスマートフォンなどの閲覧の危険性に関して、我々の間で圧倒的な意見の一致がある」とし、政治家による対応が急務だと強調した。

報告書には、医療関係者が直面した子供の事例が盛り込まれた。例えば、過激な動画に影響されて家族の殺害を公言するようになったケースや、体重管理を指南する動画を視聴し、薬の過剰摂取で搬送されたケース、集団自殺に関する動画を見てうつ状態になったケースなどが含まれている。

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首相、保護者と面会し対策を約束

スターマー首相は26日、SNSが原因で子供が自殺に追い込まれたと訴える保護者らと首相官邸で面会し、「行動を起こすことが大事だ。我々は対策を講じる」と述べた。ただ、オーストラリアのように16歳未満の利用禁止に踏み込むか、中毒性のある機能の制限にとどめるか、政府内の意見が集約できていないと英紙ガーディアンは伝えている。

英国では、子供のSNS利用を巡る議論が活発化しており、保護者や医療関係者からはより厳格な規制を求める声が高まっている。政府は今後の対応を検討する方針だ。

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